遠藤久美子が一躍スターダムへと駆け上がる決定打となったのが、1995年に放映された日本マクドナルドのテレビCMでした。レジカウンター越しに見せる屈託のないスマイルとハツラツとした接客姿は、瞬く間にお茶の間の視線を釘付けにしました。「あの可愛い店員は誰なのか」と問い合わせが殺到し、メディアからのオファーが激増することになります。
彼女の最大の武器は、作り込まれたアイドル像とは対照的な、素朴でありながら眩しいほどの親しみやすさでした。飾らない笑顔と等身大のリアクションは男女問わず幅広い層に受け入れられ、「エンクミ」の愛称は当時の流行語レベルで定着。CM契約社数ランキングでも上位の常連となり、90年代のポップカルチャーを象徴するアイコンへと登り詰めました。