日本の予備校が提示する偏差値ランキングだけを見ていると、この大学の本質を見誤る。かつて国内マーケット向けに作られた難易度の序列は、グローバル化が進む実社会の評価と完全に乖離してしまった。学費は私立大学として決して安価とは言えない水準に設定されているが、投じた投資に対するリターン、すなわち費用対効果の観点から見直したとき、数字の持つ意味は劇的に変わる。
就職実績のデータを開示させると、五大商社、外資系コンサルティングファーム、大手メガバンク、グローバルメーカーへと卒業生が次々と送り込まれている事実が浮かび上がる。「偏差値がそこそこだから就職もそこそこ」という旧態依然とした図式は通用しない。在学中に鍛え上げられた交渉力、英語運用能力、そして修羅場でのプレゼン力を持つ人材を、産業界が放っておくはずがないからだ。