バンドの核であるTERUとTAKUROの息の合った掛け合いは、長年培われた絆そのものだった。TERUは衰えを知らない圧倒的な声量で広大な会場を包み込み、TAKUROは緻密に計算されたサウンドでバンド全体の骨組みを支える。2人が向かい合ってソロを鳴らし合う瞬間、札幌ドームの温度は間違いなく数度上がった。
地元・北海道への深い愛を語るMCの場面では、客席から惜しみない拍手が送られた。「この場所に戻ってこられたことがすべて」と語った彼らの表情には、30年のキャリアを経てなお進化を続けるバンドの誇りが満ちあふれていた。