番組ファンを惹きつけてやまない理由の一つに、出演陣やスタッフの手記・トーク番組等で明かされてきた撮影裏話の人間味があります。
大泉洋は後年のインタビュー等において、「本編の過酷な海外ロケから命からがら札幌へ帰ってきた直後、休む間もなく平岸高台公園に連れ出され、真冬に薄着で前枠を撮らされた」と当時の理不尽さを笑い混じりに振り返っています。鈴井貴之が企画した過激な演出に対し、大泉が愚痴をこぼしながらも全力で応えるという信頼関係は、この小さな公園のすり鉢状斜面で育まれたと言っても過言ではありません。
社会心理学的な観点から見れば、視聴者が平岸高台公園に足を運ぶ行為は、単なる観光を超えた「追体験による心理的共鳴」です。豪華なセットではなく、誰もが立ち入れるありふれた街の公園だからこそ、ファンは「画面越しに見ていたあの過酷さと笑いの現場」に自らの身体を重ね合わせ、強い連帯感とノスタルジーを抱く構造が生まれています。