店内でWi-Fi設定画面を開くと、「Torikizoku」や類似の文字列を含んだSSIDが検出されるケースがあります。これを目にした利用者が「鳥貴族 Wi-Fi 接続方法」や「鳥貴族 Wi-Fi パスワード」を求めて卓上のPOPを探したり、メニュー表をめくったりする光景が散見されます。しかし、ここには2つの大きな誤解が存在しています。
第1の罠は、検出されるSSIDの正体が「店舗運営用の完全非公開ネットワーク」である点です。鳥貴族では、スタッフが使用するオーダー用ハンディ端末、POSレジ、キッチンのディスプレーシステムを連携させるために強固な暗号化を施した社内用イントラネットを敷設しています。このパスワードは一般客に開示されることは一切なく、仮に店員に「パスワードを教えてほしい」と尋ねても断られる仕様となっています。
第2の罠は、導入が進む「モバイルオーダー」に起因する錯覚です。卓上のQRコードを個人のスマートフォンで読み取って注文するスタイルが浸透したことで、「モバイルオーダーがあるのだから店内専用Wi-Fiが提供されているはずだ」と思い込む人が増えました。しかし、実際の注文システムは利用者が契約しているモバイル回線(4G/5Gのギガ)を経由して外部サーバーと送受信する仕組みが標準です。「モバイルオーダー対応=店舗Wi-Fi完備」ではない点に注意しなければなりません。