さいたまスーパーアリーナでの公演発表当日、SNS上では「周辺ホテルが全滅」「東横インが秒で埋まった」という悲鳴が飛び交います。この現象は単なる誇張ではなく、需給バランスの極端な歪みによって生じる必然的な結果です。
たまアリのスタジアムモード稼働時には、1日あたり最大約37,000人の観客が現地に集結します。しかし、さいたま新都心駅周辺に存在するホテル客室の総数は1,000室強にとどまります。特に「東横INNさいたま新都心」は、会場まで徒歩約8分という抜群の立地にありながら、客室数は159室。動員数に対するキャパシティはわずか0.4%前後に過ぎず、全国から遠征者が殺到すれば数分で在庫が蒸発するのは極めて自然な市場原理です。
終演後のJRさいたま新都心駅および北与野駅では、改札口への入場規制が敷かれるケースが珍しくありません。電車に乗るだけで40分〜1時間以上の待機を強いられる過酷な帰宅ラッシュを完全に回避し、「終演後10分で部屋のベッドに倒れ込める」という圧倒的な地理的優位性が、リピーターによる争奪戦を過熱させています。