バックドロップシンデレラを語る上で欠かせない合言葉が「ウンザウンザ(Unza Unza)」です。この言葉は単なる掛け声ではなく、彼らが独自に確立した音楽スタイルの根幹を指しています。
ルーツとなっているのは、東欧バルカン半島やロマ(ジプシー)の伝統音楽、そして映画監督エミール・クストリッツァの作品などに見られるブラスロックやポルカのリズムです。裏拍を強調した「ウン・チャ・ウン・チャ」という特有のノリに、日本のパンクロックやガレージロックのスピード感をドッキング。これが、聴く者の闘争本能と祝祭感を同時に刺激する「ウンザウンザスタイル」となりました。
彼らのカタログの中から、絶対に押さえておくべき代表曲・おすすめ曲をピックアップして解説します。
- 『フェスだして』
「フェスに出たいのに呼んでもらえない」というインディーズバンドの切実な魂の叫びを、爆笑と疾走感あふれるキラーチューンに昇華した金字塔。この曲がYouTubeやSNSで爆発的な拡散を記録した結果、実際に「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」「COUNTDOWN JAPAN」「京都大作戦」「VIVA LA ROCK」といった名だたる大型フェスへの出演を次々に勝ち取るという、痛快なサクセスストーリーを生み出しました。 - 『さらば青春のパンク』
哀愁を帯びたメロディと胸を締め付けるノスタルジックな歌詞、そしてフロアが一体となって大合唱するサビが涙を誘う名曲。単なるお祭り騒ぎだけではない、ロックバンドとしての深い情感と人間味を感じさせる重要曲です。 - 『池袋でウンザウンザを踊る』
バンドの聖地である池袋への愛着を歌い上げたアンセム。イントロが鳴った瞬間に観客全員が笑顔で肩を組み、円陣を作って飛び跳ねる、ライブのハイライトを飾る定番ナンバーです。 - 『月明かりウンザウンザを踊る』『台湾フォーチュン』
異国情緒あふれるエキゾチックなメロディラインと、ヘヴィなリフの融合が見事なダンスチューン。民族音楽の泥臭さとロックの爽快感が見事に結晶化しています。