日常会話で最も混同されやすいのが、「外来語」「外国語」「和製英語」の3つの違いです。似ているようでいて、その言語的立ち位置は根本から異なります。
外国語は、あくまで「他国の言葉そのもの」です。たとえば英語の「apple」やフランス語の「bonjour」のように、現地の文法や発音体系に従って使われる言葉であり、日本語の文中では異物として扱われます。それに対し外来語は、元の言語から音や意味を借用し、日本語の音韻体系(カタカナ発音)や文法に組み込まれ、「日本語の一部」として国語辞典に掲載されている言葉を指します。
さらに注意が必要なのが和製英語です。これは英語の単語を組み合わせて日本人が独自に作り出した造語であり、英語圏では通用しません。「ノートパソコン(正:laptop)」「コンセント(正:outlet)」「スキンシップ(正:physical contact)」などがその代表格です。これらは英語圏の人には通じないものの、日本語の中では立派な外来語(カタカナ語)として市民権を得ています。