参加者が最も気をもむ神戸国際展示場2号館見え方について、フロアエリアごとの視界状況を詳細に紐解きます。傾斜がない平土間会場において、観客の視線は前の人の頭越しにステージを捉える形になるため、配置されたブロックによって体感価値が激変します。
最前列から15列目付近(いわゆる前方A・Bブロック)は、ドームや大型アリーナでは考えられないほどの至近距離で演者の息遣いや細かな表情を肉眼で捉えられます。ステージの高さが約1.2〜1.5メートルほど確保されていれば、視界を遮るものはほとんどなく、神席としての圧倒的な恩恵を享受できます。
問題となるのは、20列目以降の中間列(C・Dブロック)から後方列(Eブロック以降)です。現地体験者のレビューやコミュニティの生の声では、「前の人の背丈によって視界が完全に遮られ、終始人の頭の隙間から推しを探すことになった」「背伸びを強いられて腰とふくらはぎが限界を迎えた」という悲痛な声が散見されます。後方列になるとステージまでの直線距離は50〜70メートルに達し、傾斜がないため足元や腰から下の動きは見えにくくなり、ステージ上の演者は親指大から米粒大のサイズに縮小します。
後方列に割り当てられた場合の必須装備は、手ブレ補正付きの8〜10倍双眼鏡です。また、会場側が大型ビジョン(モニター)を設置するかどうかで満足度が天と地ほど変わるため、後方席確定の通知を受けた際は「双眼鏡の準備」と「耳で音響と空間演出を楽しむ心構え」への切り替えが肝要です。