阿武松部屋の土俵を語る上で欠かせないのが、個性豊かな力士たちの存在です。番付社会の荒波の中で、ベテランと若手が絶妙な緊張感を持って切磋琢磨しています。阿武松部屋の所属力士一覧における中核は、押し相撲の第一人者として小結まで登り詰めた阿武咲と、日体大出身の怪物としてスピード出世を果たした阿武剋の2人です。
以下のデータ比較表は、現在の阿武松部屋を支える主要力士の戦力バランスと特徴をまとめたものです。
とりわけファンの関心を集めるのが阿武松部屋 阿武咲 成績の推移です。十代で新入幕を果たし、破竹の勢いで三役まで駆け上がった阿武咲ですが、激しい押し相撲の宿命とも言える下半身の負傷により、近年は十両陥落も経験するなど苦しい土俵が続きました。しかし、持ち前の負けん気と徹底的なリハビリにより、要所で見せる電光石火の突き押しは威力を取り戻しています。
一方、新たな旋風を巻き起こしているのが阿武松部屋 阿武剋です。名門・日本体育大学相撲部で学生横綱に輝いた実力者は、入門からスピード出世で関取の座を掴み取りました。阿武松部屋伝統の泥臭い押し相撲に加え、学生相撲仕込みの組んで良し・押して良しの万能な技術を持ち合わせており、番付上位陣を脅かす存在として角界全体の注目を集めています。