Q1:山本五十六の本を初めて読む場合、どれを手に取るべきですか?
A1:阿川弘之の『山本五十六』(新潮文庫・上下巻)が最適です。文庫本として全国の書店や電子書籍で手に入りやすく、人間的魅力から開戦の緊迫した情勢まで、小説形式で圧倒的な臨場感をもって一気に読み切ることができます。
Q2:役所広司さんが主演した映画の原作本は何ですか?
A2:2011年公開の映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六』は、半藤一利氏が監修・取材協力を行っており、同氏の著作『指揮官と遺書 山本五十六とその時代』などの史観が色濃く反映されています。また、1968年の三船敏郎版などは阿川弘之氏の小説が大きな下敷きとなっています。
Q3:「やってみせ、言って聞かせて…」という有名な言葉の全文と出典は?
A3:全文は「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」と伝わっています。米沢藩主・上杉鷹山の言葉を模範にしたとされ、霞ヶ浦海軍航空隊時代の人材育成方針として語り継がれたものが、数々の名言本に収録されています。
Q4:山本五十六の「愚将説」を検証したいのですが、おすすめの文献はありますか?
A4:戦史研究家の戸高一成氏の編著書や、防衛研究所の戦史叢書を基にした研究解説書がおすすめです。当時の通信電文や米海軍側の作戦行動記録と突き合わせることで、戦術的失敗の原因がどこにあったのかを感情論を排して冷静に確認できます。