将来の日本代表やインターハイ選手を予見させる「埼玉県中学生バドミントン選抜メンバー」。毎年、関東中学校バドミントン大会埼玉予選や各種ブロック選抜大会を前に選考が行われますが、その選考基準には客観的な勝敗以上のシビアな評価軸が存在します。
埼玉県中体連バドミントン専門部の選考関係者への取材によると、選抜対象となるのは主に以下の条件を満たした選手です。
第一に、県中学校総合体育大会および県新人大会での個人戦ベスト4以上の実績。第二に、全日本ジュニア県予選などの強化指定大会における試合内容です。ここで極めて重視されるのが「ラリーの継続力と戦術修正能力」です。単発の強打でポイントを奪うプレースタイルよりも、相手の揺さぶりに対して体勢を崩さず、最低でも20往復以上のラリーに耐えうるフットワークと心肺機能を持つ選手が高く評価されます。
さらに、近年では県選抜の強化合宿において、フィジカル測定(シャトルラン、瞬発力テスト)のデータも正式な選考資料として採用されています。「ただ勝っただけ」の選手ではなく、高校・大学・シニアへとステージが上がった際に伸び代を残しているかどうかが、代表選出の決定的な分かれ道となっています。