町田駅周辺や相模原南区エリアで「お風呂といえば王様」と即答されるほど知名度を誇っていた同店ですが、2026年4月11日(日)の営業をもって20年近い歴史に幕を下ろしました。ネット上では「コロナ禍による経営破綻では」「設備故障による突然の閉鎖か」といった憶測が一部で飛び交いましたが、これらは事実と異なります。
運営会社である東京ガス都市開発(現・東京ガス不動産グループ運営)の公式発表資料によると、おふろの王様 町田店 閉店理由の決定打となったのは「20年間の定期借地契約満了」です。開業当初に結ばれた事業用定期借地権の契約期限が2026年春に到来し、地権者との契約更新を行わずに満了退去する経営判断が下されました。
温浴業界の専門家は次のように構造的背景を分析しています。「2000年代初頭のスーパー銭湯ブーム期に建設された大型ロードサイド店舗は、20年前後の借地契約満了時期に大規模なボイラー・配管設備の更新投資を迫られます。投資回収期間と将来の収益性を天秤にかけた結果、契約延長を選ばず計画的に営業を終了するケースが全国的に標準化しています」。町田店においても、突発的なアクシデントではなく、当初の事業計画に沿った契約満了による円満な撤退であったことが分かります。