Q1:キッチン泡ハイターをお風呂のカビ取りに使っても問題ありませんか?
A1:一時的な代用は物理的に可能ですが、推奨されません。キッチン用は浴室用に比べて塩素濃度が高く、浴室の密閉空間では揮発したガスによる喉や目への刺激が強すぎます。また、キッチン用の泡は浴室の垂直面では滑り落ちやすく、滞留時間が短くなる傾向があります。安全かつ確実に落とすためには、浴室用に粘度と発泡性が最適化された「強力カビハイター」を使用するのが賢明です。
Q2:ハイターを吹きかけた後、お湯で一気に洗い流した方が早くきれいになりますか?
A2:絶対にお湯で流してはいけません。次亜塩素酸ナトリウムは熱によって急速に分解され、有毒な塩素ガスが一気に空気中に放出されます。清掃者がガスを直接吸入して意識障害や呼吸困難に陥る危険性が極めて高くなります。ハイターを洗い流す際は、水温が上がらないよう必ず「冷水シャワー」を使用してください。
Q3:カビ取り作業中、換気扇を回していれば浴室のドアは閉め切った方がよいですか?
A3:ドアを完全に閉め切って作業するのは非常に危険です。密閉空間内で高濃度の塩素ガスが滞留し、逃げ場を失います。作業中はドアを5〜10cm程度開けて外からの空気を取り込み、換気扇へ向かう空気の流れ(気流)を作ることが不可欠です。また、作業者自身は浴室内に長時間とどまらず、塗布後は速やかに浴室の外へ退避してください。
Q4:ハイターで浴槽が黄色く変色してしまいました。元の色に戻せますか?
A4:自力で元の状態に戻すことは極めて困難です。この変色は汚れの付着ではなく、塩素の酸化作用によって浴槽の樹脂素材自体が化学変化を起こした結果です。メラミンスポンジやクレンザーで強く擦ると、表面の保護層を削り取ってさらに事態を悪化させます。変色してしまった場合は、ユニットバス専門の補修・再塗装業者に相談し、研磨コーティングまたはウレタン塗装の施工を依頼する必要があります。