旧マルハン荒田島店で勝利を掴むための最大の関門は、開店前の入場抽選にありました。静岡県下のパチンコ店ルールに基づき、朝の抽選時間は午前8時30分(または午前8時45分)に設定され、時間までに指定の平面駐車場・立体駐車場へ整列する必要がありました。
通常日の並び人数は30人から50人前後と比較的穏やかだった反面、「7のつく日」や週末重賞日には200人から300人以上の長蛇の列が形成されました。当時のパチスロ設置台数に対して良番を引けなければ、狙い台である主力AT機や定番のジャグラーシリーズを確保することはほぼ不可能な状況だったのです。
特にスマスロ黎明期の話題機種導入時や周年記念日には、朝の段階で打ち切りが出るほどの盛り上がりを見せました。引き当てた番号次第でその日の勝敗が半分決まってしまうシビアな現場環境が、スロッターたちの勝負魂を刺激し続けていました。