最高峰のプロ麻雀リーグ「Mリーグ」においても、役満の出現はファンを熱狂させる最大のハイライトです。しかし、競技麻雀におけるルール設計や実戦の心理戦には、純正九蓮宝燈特有の落とし穴が存在します。
Mリーグおよび主要団体のルール・点数仕様
Mリーグを含む競技麻雀の公式規定では、基本的に「ダブル役満」は採用されておらず、純正九蓮宝燈であっても一律でシングル役満(親48,000点/子32,000点)として扱われます。一方で、雀魂などのオンライン麻雀や一部のセット雀荘・フリー雀荘では、美しさと難度を讃えてダブル役満(親96,000点/子64,000点)を採用しているケースが多く見られます。
美しすぎるがゆえの盲点「フリテン」のリスク
実戦で純正九蓮宝燈をテンパイした際に最も注意しなければならないのが、同巡内フリテンや捨て牌によるフリテンです。
9面待ちという特性上、1から9までのどの牌が出てもロンアガリが可能です。しかし、手牌を揃える道中で同種の牌を1枚でも河(捨て牌)に切っていた場合、すべての待ち牌に対してフリテンが適用され、他家からのロンアガリが一切できなくなります。また、他家が切った当たり牌を見逃した場合も、同巡内はツモアガリしか認められません。
「9面待ちだからすぐにツモれる」と油断していると、他家の早いリーチや仕掛けに対してツモアガリを逃し、無念の流局を迎えるケースも実戦の現場では報告されています。