1980年代、日本の芸能界に突如として現れ、ストリートカルチャーの概念を根本から覆した集団が存在した。それが、原宿の歩行者天国を拠点に活動を開始したパフォーマンス集団「劇男一世風靡」である。彼らは整然とした路上パフォーマンスと竹を割ったような姿勢で、若者たちの心を掴んで離さなかった。
彼らの登場は、単なる路上パフォーマンスの枠を遥かに超えていた。硬派で洗練されたそのスタイルは、熱狂的な昭和カルチャーの象徴として全国へと波及。若者文化の最前線として、まさに文字通り時代をなびかせる存在となったのだ。