Q1:マツモトキヨシやウエルシアなどのドラッグストアで「サリチル酸ワセリン」と頼めば出してもらえますか?
A1:調剤窓口に処方箋を持参しない限り、通常の店頭レジで購入することはできません。ドラッグストアの店頭で購入したい場合は、同じ角質軟化作用を持つ「第2類医薬品のイボコロリ・スピール膏」や「尿素20%配合軟膏」などの代替市販薬をお買い求めください。
Q2:サリチル酸ワセリン軟膏の「5パーセント」と「10パーセント」は効果がどう違いますか?
A2:数字が大きいほどサリチル酸の配合濃度が高く、角質を溶かす作用が強力になります。一般的に5%製剤は皮膚がやや薄い部位や広範囲の角化、軽度の乾燥・肥厚に用いられ、10%製剤は足の裏やタコなど頑固に分厚くなった部位に使い分けられます。効果が高い分、10%製剤のほうが赤みやかぶれなどの刺激感が出やすくなります。
Q3:ワセリンとサリチル酸の粉末を買って、自分でサリチル酸ワセリン軟膏を手作りすることはできますか?
A3:極めて危険なため絶対にやめてください。医療用の軟膏はサリチル酸の粒子が均一に分散するよう精密に練合されています。素人が手作業で混ぜると成分の濃度にムラができ、濃い部分が皮膚に触れて化学火傷のような潰瘍や重度の炎症を引き起こす危険性があります。
Q4:かかとのガサガサに塗った後、ラップでパックしても大丈夫ですか?
A4:処方薬のサリチル酸ワセリン軟膏や市販の尿素軟膏を塗布した直後に短時間(15〜30分程度)ラップで密封する「ODT療法(密封小包療法)」は浸透を高める効果があります。ただし、一晩中密封したり、スピール膏のような高濃度サリチル酸製剤をラップで覆うと、健康な皮膚までふやけて剥離し、重い皮膚炎を起こす恐れがあるため避けてください。