受験生の合否を左右する最大の関門が計算問題です。実技試験における計算問題の配点は、択一式の記号問題よりも高く設定されるのが定説となっています。ここで生じる大きな疑問が、FP2級実技における部分点の有無です。
日本FP協会の場合、解答方式がマークシート(番号選択)であるため、部分点という概念自体が存在しません。計算過程がどれほど合っていても、マークを誤れば完全な0点となります。逆に言えば、運良く正解を選択できれば満点の配点を獲得できます。
対照的に、きんざいの個人資産相談業務や生保顧客資産相談業務では数値を直接解答欄に記入させる形式が多く採用されています。ここで途中式を書く欄が指定されていない問題では、最終数値を誤った時点で原則として得点は得られません。ただし、「〇〇千円」「〇〇%」といった単位の指定や、小問内で連続する計算ステップにおいて、各大手予備校の調査によるとステップごとに独立して1点ずつ配分されているケースが確認されています。途中の小問で間違えても、その後の小問が独立していれば挽回可能な設計が採られています。