手遊びや運動遊びを調べるなかで、多くの保護者が直面するのが「一本橋わたれ」との混同です。名称は酷似していますが、両者は遊びの目的も歌詞の構成も明確に異なる別の伝承遊びです。
「一本橋わたれ」は、畳のヘリや道路の白線、公園の平均台などを一本橋に見立てて渡るバランス運動遊びであり、以下のような歌詞で歌われます。
【一本橋わたれの代表的歌詞】
いっぽんばし わたれ
さあ わたれ
おちたら どぼん
わにに たべられるぞ(さめが くるぞ)
腕をくすぐる「一本橋こちょこちょ」が乳児期からの静的なスキンシップであるのに対し、「一本橋わたれ」は2歳から就学前後の幼児が平衡感覚や身体のコントロールを養う動的遊びです。名称の類似から混同されがちですが、育まれる運動機能やコミュニティ内での役割は全く別物として区別されています。