在日米軍基地なぜ沖縄に集中?全国一覧と日米地位協定の真相に迫る

在日米軍基地なぜ沖縄に集中?全国一覧と日米地位協定の真相に迫る

在日米軍基地なぜ沖縄に集中?全国一覧と日米地位協定の真相に迫るとは一体何なのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

Q1:在日米軍基地は全国にいくつあり、どの都道府県に最も多いですか?
A1:防衛省の統計によると、日本全国にある米軍専用施設は計78カ所(自衛隊等との共同使用施設を含めると130カ所以上)に上ります。施設数および専用施設面積の双方において圧倒的に多いのが沖縄県であり、専用施設面積の約70.3%を占めています。本土では神奈川県、東京都、青森県、山口県、長崎県などに主要な司令部や航空・港湾基地が置かれています。

Q2:横田空域とは何ですか?なぜ日本の航空会社が自由に飛べないのですか?
A2:横田空域(横田進入管制区)とは、米空軍横田基地が航空管制を担当している広大な空域です。東京都を含む1都8県の上空(最高高度約7,000メートル)に設定されており、日米地位協定に基づき米軍が管制権限を握っています。日本の民間航空機がこの空域を無許可で通過することは原則できないため、羽田空港などを発着する便は空域を大きく迂回するか、急上昇・急降下を強いられており、運航効率や燃料消費面での課題となっています。

Q3:日本が「思いやり予算」の支払いを拒否した場合、米軍は撤退しますか?
A3:直ちに米軍が全面撤退する可能性は極めて低いとみられます。在日米軍の駐留は単に日本を守るためだけでなく、米国自身の世界戦略、中東からアジア太平洋地域に至る覇権と国益を守るための最重要前方展開拠点だからです。ただし、経費負担を一方的に打ち切れば日米同盟の信頼関係は大きく揺らぎ、米国内で駐留規模の縮小や自衛隊への防衛負担転嫁を求める政治的圧力が急激に高まることは避けられません。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。