なぜ、手堅い顧客対応を重んじる銀行業において、このような攻めの表現が採用されたのか。その背景には、福岡県に本店を置く大手の地方銀行として、若い世代との接点を抜本的に再構築したいという強い危機感と挑戦心があった。「西日本シティ銀行新CMプロジェクト」が目指したのは、単なる金融商品のPRではない。
若者が初めて口座を開設する際や、将来の資産形成を考え始めるファーストステップにおいて、「最も親しみやすく身近な存在」としてのブランドイメージを確立することだ。伝統的な銀行の敷居の高さを取り払い、日常の身近な風景の中に銀行を位置づける戦略が功を奏している。