Q1:元素記号のテストでタングステンを「T」や「Tu」と書いたら不正解になりますか?
A1:完全に不正解になります。タングステンの正式な元素記号は国際規格(IUPAC)で「W」と定められています。アルファベットの頭文字が一致しない代表的な元素(カリウム=K、ナトリウム=Na、銀=Ag、鉄=Feなど)と同様、ドイツ語由来の記号として覚える必要があります。
Q2:タングステンリング(指輪)のサイズ直しができないと言われるのはなぜですか?
A2:タングステン(炭化タングステン)は硬度が高く熱膨張しにくいため、貴金属(金やプラチナ)のようにバーナーで加熱して伸ばしたり、刃物で切断してロウ付け接合したりすることが不可能です。サイズ調整ができないため、購入時には正確な号数測定が必須となります。
Q3:タングステンはダイヤモンドより硬いのですか?
A3:ダイヤモンドよりは硬くありません。鉱物の硬さを示すモース硬度では、ダイヤモンドが最高値の「10」、タングステン単体は約「7.5」、炭化タングステン超硬合金は約「9」です。超硬合金を切削・研磨する工具には、タングステンよりも硬い工業用ダイヤモンドが使用されます。
Q4:白熱電球が減った今、電球用タングステン線を作る技術はどうなったのですか?
A4:極細のタングステンワイヤーを均一に伸線する高度な技術は、半導体検査用のプローブカードの針(コンタクトプローブ)、放電加工用のワイヤー電極、超微細メッシュスクリーンなどの先端エレクトロニクス部材へと応用され、日本の精密加工技術の強みとして継承されています。