「食べ放題にしたのに、お腹がいっぱいになって思ったほど食べられなかった」という後悔はなぜ生じるのでしょうか。行動経済学における「サンクコスト効果(元を取らなければという執着)」と注文内容の偏りに大きな原因があります。
食べ放題で元が取れない最大の理由は、原価率が低めの炭水化物や揚げ物を序盤に摂取してしまうことです。「石焼ビビンバ」や「冷麺」、「フライドポテト」などは満腹中枢を急激に刺激します。これらを複数頼んでしまうと、高単価な牛肉を食べる前に満腹を迎えてしまいます。
また、席時間の「100分(ラストオーダー20分前)」という時間制限も心理的プレッシャーとして作用します。タッチパネルで急いで頼みすぎてテーブルが皿で溢れ、冷めた肉を無理に食べることで、食事の満足度が大きく低下してしまうのも食べ放題の典型的な失敗パターンです。