惨劇から歳月が流れた現在、二又トンネルがあった場所は一体どうなっているのでしょうか。現場は現在、トンネルではなく巨大な「切り通し」のような地形となって残されており、山が消滅した痕跡を今でも視認することができます。
事故現場近くの福岡県添田町落合地区には「二又トンネル爆発事故慰霊碑」が建立されており、事故で命を落とした147名の御霊が静かに祀られています。添田町では毎年11月に官民合同の慰霊祭が執り行われており、遺族や町関係者が参列し、悲劇の再発防止と平和への祈りを捧げ続けています。
かつて事故の舞台となった日田彦山線周辺も、近年の豪雨被害を経てBRT(バス高速輸送システム)へと交通形態を変えるなど時代の波を迎えていますが、山が消えた異様な空間と慰霊碑の存在は、決して忘れてはならない歴史の戒めとして現地に佇んでいます。