かつて富裕層のステータスとされたサービスも、現在では維持費の重さが際立つ。三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の大手3行における手数料体系を比較すると、保管箱のサイズや保管場所(手動式・自動式)によって年間利用料には数万円の開きが存在する。
小型サイズのBOXであっても、年間で1万5000円から3万円前後の維持費が発生する。これが大型枠や都心部の一等地店舗になると、年間5万円を超えるケースも珍しくない。さらに見落とせないのが初期費用や鍵の紛失保証金、そして再発行手数料などの「隠れたコスト」だ。
各行の料金設定を概観すると以下の傾向が浮かび上がる。
・三菱UFJ銀行:自動化が進む店舗が多く利便性は高いが、都心部の主要拠点では年間利用料が高加算傾向にある。
・三井住友銀行:Web経由の手続き連携を強める一方、空き枠の減少に伴い新規開設のハードルと価格帯が維持されている。
・みずほ銀行:店舗統合に伴い金庫自体の移設や集約が進んでおり、利用者が指定された移転先店舗へ足を運ぶ手間が増加した。