検索エンジンやSNSのサジェストワードにおいて、「新次元の絶望」と一緒に「アニメ」「映画」といった単語が並ぶ現象が見られます。これについて調査を進めたところ、「著名な映像作品のサブタイトルや劇場版のキャッチコピーと混同されている」という事実が浮かび上がってきました。
近年の劇場版アニメや映画のプロモーションでは、「新次元のバトル」「絶望の淵からの生還」といった刺激的なフレーズが多用される傾向にあります。特に人気アニメの劇場版やダークファンタジー系の大作映画が公開されるタイミングと重なった際、ソーシャルメディア上で「今度の映画の展開、まさに新次元の絶望だった」「このアニメの鬱展開は新次元の絶望すぎる」といった比喩表現がファンによって頻繁にポストされました。
その結果、アルゴリズム上でゲームの「絶望新次元」とエンタメ作品の感想文脈が合流し、「新次元の絶望という名前のアニメや映画が公開されたのではないか?」と勘違いしたユーザーが検索を重ねるという構図が生まれたのです。公式からそのような単独タイトルのアニメや映画が発表されたわけではなく、言葉の持つ劇的なインパクトが独り歩きした結果であると言えます。