日曜市を訪れる最大の動機ともいえるのが、地元で長年愛される名物グルメの食べ歩きです。なかでも絶対に外せないツートップが「いも天」と「田舎寿司」です。
日曜市名物として全国的な知名度を誇るのが、4丁目エリア(高知追手前高校前付近)に出店する大平商店のいも天です。一口大にカットされた高知県産サツマイモに、門外不出の特製衣をまとわせてカリッと揚げた逸品で、外側のサクサク感と中のホクホクした甘みの対比が絶妙です。1袋(5〜6個入り・約400円〜500円前後)単位で販売されており、常に揚げたてのアツアツが提供されます。午前9時を過ぎると30人〜50人以上の行列ができることも珍しくありませんが、フライヤーをフル稼働させているため回転は比較的早く、待ち時間は平均15〜25分程度です。
もう一つの主役である「田舎寿司(いなかずし)」は、高知県の山間部に伝わる郷土寿司。魚を使わず、柚子酢を効かせた酢飯に、シイタケ、タケノコ、ミョウガ、リュウキュウ(ハスイモの茎)、甘辛く煮たこんにゃくなどを合わせた見た目も鮮やかな詰め合わせです。各農家のお母さんたちが手作りしているため、店ごとに味付けや酢の加減が異なります。名店が集中するのは2丁目〜5丁目の惣菜店エリアですが、手作りのため製造数に限りがあり、午前10時30分前後には完売する店が続出します。見かけたら迷わず即購入するのが鉄則です。
このほかにも、高知特産の柑橘「土佐文旦」「小夏」、搾りたての「冷やしあめ(生姜風味の甘い伝統飲料)」、土佐ジローの卵を使った焼き菓子や串焼きなど、片手に収まる絶品ローカルフードが目白押しです。