昭和から平成にかけて、母子手帳の表紙といえばデック・ブルーナが描くミッフィーなどの世界的なキャラクターが主流を占めていた。親しみやすさと安心感を担保するアイコンとして、長年にわたり多くの保護者に愛されてきた経緯がある。
しかし昨今、潮流は大きく変わりつつある。現代的な視点を取り入れた独自のグラフィックデザインを採用する自治体が急増中だ。洗練されたくすみカラーや、シンプルでありながら温かみを感じさせる現代イラストレーターとの協働は、若年層の保護者から圧倒的な支持を集めている。大阪市においても、所有すること自体に喜びを感じられるビジュアル作りへのこだわりが強まっている。