自身の不信感がどの段階にあるのかを客観的に把握することは、適切なセルフケアを選ぶ上で欠かせません。日常の振る舞いや思考パターンから、現在の心の緊張度を測定してみましょう。
以下の項目で、当てはまるものを数えてみてください。
- 他者から褒められても、「裏で何か見返りを求めているのではないか」と勘繰ってしまう
- 自分の弱みや本音を他人に話すと、後で弱点として利用される強い恐怖がある
- 相手の連絡が少し遅れただけで、「見捨てられた」「嫌われた」と極端に結論づける
- 親切にされた際、感謝よりも「借りを作りたくない」という警戒心が先立つ
- 突発的にSNSのアカウントを削除したり、連絡先をすべてブロックしたくなる
- 「人は所詮、利害関係でしか動かない」と割り切らなければ落ち着かない
- グループ内で誰かが小声で話していると、自分の悪口を言われていると感じる
チェックが1〜2個であれば日常的な対人ストレスの範囲内ですが、3〜4個の場合は心が危険信号を発している警戒段階です。そして5個以上当てはまる場合、他者との心理的距離が完全に断絶し、感情の限界を迎えている恐れがあります。
特に近年、20代から40代を中心に急速に増加しているのが、人間関係リセット症候群の症状です。スマートフォンのアドレス帳を突発的に全消去したり、退職代行を使ってある日突然職場から姿を消したりする行為は、蓄積された不信感と過剰適応の反動による「突発的シャットダウン現象」といえます。リセットを繰り返すたびに社会的な孤立が深まり、自己肯定感が低下するという負のループを断ち切る視点が求められます。