混同されがちなのが、ベトナム料理などで使われる「生春巻きの皮(ライスペーパー)」だ。名前に「生」と付いているため、小麦粉の春巻きの皮も同じように扱えると思い込んでしまうケースが後を絶たない。
しかし、両者は原材料も製造工程も全く異なる。ライスペーパーの主原料は米粉であり、製造過程ですでに一度加熱(蒸す・乾燥)されているため、水で戻すだけで安全に食べられる。一方、日本のスーパーで一般的に売られている小麦粉の春巻きの皮は、焼き目がつく前の「半製品」に近い状態であり、最終的な加熱は消費者に委ねられているのだ。