インターネット上の書き込みなどでは、大盛りやニンニクのビジュアルから「麺屋わっしょいは二郎系の一種か?」と誤認されるケースが散見されます。しかし、ラーメン構造の観点から見ると、両者には決定的な製法の違いが存在します。
典型的な二郎系ラーメンは、豚骨や豚肉を長時間煮込んだ乳化・微乳化スープに茹でたモヤシとキャベツを山盛りに乗せ、極太の平打ち縮れ麺を合わせます。これに対し、「麺屋わっしょい」の製法は中華鍋による高温炒めが基盤となっています。モヤシではなくキャベツと豚バラ肉をラードで一気に炒め、その香ばしい油分と旨味を鶏ガラベースの熟成黒醤油スープに乳化させず馴染ませます。麺もスープの持ち上げが良いコシの強い中太ストレート麺を採用しており、系統としては「高井田風ブラックラーメン」や「スタミナ系中華炒め麺」の遺伝子を色濃く受け継いだオリジナルジャンルです。
また、わっしょいグループは店舗ごとに異なるコンセプトを展開している点も押さえておく必要があります。
- 麺屋わっしょい(寺田町総本店):グループの旗艦店。「男の根性黒醤油」を中心に、王道の一杯を提供。
- 今里わっしょい(今里):「男の大根抜き」や限定つけ麺など、よりユニークな発想を取り入れた人気店。
- 麺屋団長(南巽):激辛フリークを唸らせる「噴火麺」「大噴火麺」を展開し、辛さと旨味の極限を追求するブランド。
- 男のラーメン 鴫野わっしょい改(鴫野):地域に密着しながら進化系の男のラーメンを提供する拠点。
このように、系列各店が独自の強みを持つことで、グループ全体として幅広いラーメンファンのニーズに応えています。