複雑に見える等式の変形ですが、解く際のアクションを完全にパターン化すれば、数学が苦手な生徒でも一切迷うことなく正解に辿り着くことができます。教育現場で実践され、顕著な正答率向上を記録している等式の変形の解き方・3つの黄金手順を身につけましょう。
例題として、定期テストで頻出する「$2x + 4y = 12$ を $y$ について解きなさい」という問題を解いていきます。
【ステップ1:主役(指定された文字)を左辺に集める】
問題文で「$y$ について解きなさい」と指示された場合、最終的なゴールは「$y = (式)$」の形を作ることです。もし指定された文字が右辺にある場合は、符号を変えずに天秤をひっくり返すように両辺を丸ごと入れ替えます。この例題ではすでに左辺に「$4y$」があるため、そのままステップ2へ進みます。
【ステップ2:主役以外の項をすべて右辺へ移項する】
$y$ に直接くっついていない邪魔な項(ここでは $2x$)を右辺へ移項します。この時、移項のルールに則り、符号をプラスからマイナスへ確実に反転させます。
$4y = 12 - 2x$(または $4y = -2x + 12$)
ここで絶対に焦って4で割ろうとせず、「移項だけを完結させた式」をノートに必ず1行書くことがミスを防ぐ決定打となります。
【ステップ3:主役の係数で両辺を割る】
最後に、$y$ の前についている係数「4」を取り除くため、両辺を4で割ります。
$y = \frac{12 - 2x}{4}$
ここで分母と分子のすべての項が共通の数(公約数2)で割れるかを確認し、約分を行います。
$y = \frac{6 - x}{2}$(項ごとに分けて $y = -\frac{1}{2}x + 3$ と書いても正解)