辺の長さだけでなく、「2辺の長さから傾斜角度を知りたい」あるいは「面積と1辺から全体の寸法を復元したい」という逆引きの要求も多々発生します。
2辺から角度を求める場合(アークタンジェントの活用)
底辺 $x$ と高さ $y$ が分かっている場合、$\tan\theta = \frac{y}{x}$ となるため、関数電卓や表計算ソフト(Excelなど)の$\arctan$(アークタンジェント / $\text{ATAN}$ 関数)を用いることで、角度 $\theta$ を度数法で正確に導き出せます。勾配計算やCAD設計では必須の処理です。
面積と1辺から辺の長さを求める場合
直角三角形の面積 $S$ は「$\frac{1}{2} \times \text{底辺} \times \text{高さ}$」で表されます。面積と直角を挟む1辺(例えば底辺 $a$)が分かっているなら、もう1つの辺(高さ $b$)は $b = \frac{2S}{a}$ で即座に求まります。直角を挟む2辺が揃えば、前述の三平方の定理を使って斜辺 $c$ も導出可能です。