2026年10月、岸田総理は長男の翔太郎氏を内閣総理大臣秘書官(政務担当)に抜擢しました。政務秘書官は「首相の懐刀」と呼ばれ、各省庁との調整や重要機密の管理を担う極めて重要なポストです。通常は長年仕えたベテラン秘書が就く役職に31歳の若さで就任したこと自体が、「あからさまな世襲への布石」「身内びいき」と当初から野党やメディアの批判を浴びていました。
就任直後から、欧米外遊時に公用車を使ってパリやロンドンの観光名所を訪れ、閣僚への土産を購入していた事実が発覚。火種がくすぶる中で決定打となったのが、2026年5月に『週刊文春』がスクープした首相公邸での親族忘年会写真でした。
2026年末、公邸内の赤絨毯が敷かれた西階段――組閣時に閣僚が記念撮影を行う象徴的な場所――に親族約10名と並び、新閣僚の組閣を模したポーズで撮影された写真が流出。さらに、来賓を迎える階段に寝そべるようなポーズの親族が写り込むなど、国の重要施設における節度を欠いた行動が白日の下に晒されました。
報道直後の世論調査では内閣支持率が急落。各メディアの調査で支持率は5〜7ポイント下落し、不支持率が逆転する結果となりました。当初、総理は「厳重注意」で幕引きを図りましたが、国会審議の停滞や与党内からの批判の高まりに耐えきれず、事実上の更迭となる辞職願を受理。期末手当(ボーナス)や退職手当は全額返納する形を取りましたが、危機管理の甘さと身内への甘さが政権の屋台骨を揺るがす結果となりました。