ハガキを単なる通知と軽視して無視し続けた場合、どのような事態に直面するのでしょうか。結論から言えば、「車検切れによる刑事罰」「一発免停」「行政上の差し押さえ」という三重のペナルティが待ち構えています。
通知を無視して車検が満了した車両は、道路運送車両法第58条違反(無車検運行)に該当します。車検切れの状態で公道を1メートルでも走行させた瞬間、交通違反として取り締まりの対象となり、違反点数6点が付加されて一発免停(前歴がない場合でも30日間の運転免許停止)処分が下されます。さらに、車検切れの車は自賠責保険も同時に切れている(無保険運行)ケースが極めて多く、双方が重なると違反点数は8点に跳ね上がり、即座に90日間の免許停止と厳しい刑事処罰が科されます。
さらに見逃せないのが、放置違反金未納車検拒否と自動車税未納差し押さえの連鎖です。駐車違反等による放置違反金を滞納している場合、道路交通法第51条の5に基づき、放置違反金を納付して納付証明書を提示しない限り、運輸支局は車検の更新を法的に拒否します。
加えて、車検を受けるためには自動車税(種別割)や軽自動車税の納税証明が不可欠です。ハガキを無視し、税金の督促状も放置し続けた場合、地方税法に基づく滞納処分として、銀行預金の凍結や給与、最悪の場合は車両自体の差し押さえ(タイヤロックや引き揚げ)が執行されます。「知らなかった」という弁明は法的に一切通用しません。