発作を何度も経験すると「一生この病気と付き合わなければならないのか」と不安を募らせる保護者も多いですが、結論から言えば、ケトン血性嘔吐症は大人になると自然に治る(軽快・消失する)疾患です。成長に伴って筋肉量や肝臓の容量が増加し、十分なグリコーゲンを体内に蓄えられるようになるため、多くは小学校高学年から中学生を迎える頃までに発作を起こさなくなります。
周期性嘔吐症の予防法として、発症しやすい学童期の間は以下の生活習慣を意識することが効果的です。
- イベント前後の補食:行事や試合など、緊張や疲労が予想される日の前夜や当日の朝には、消化の良い炭水化物やバナナ、果汁ジュースを意識的に摂取させる。
- 長時間の空腹を避ける:朝食の欠食を防ぎ、体調不良時は無理のない範囲で少量の糖分をこまめに補給する。
- 十分な睡眠と休息:過密なスケジュールを避け、週末や大きなイベントの後は身体を休める時間を意識的に確保する。