国民生活センターや警察庁のサイバー犯罪対策部門に寄せられる相談データによると、非公式の掲示板やSNSを介した見知らぬ人物とのトラブルは高止まりを続けています。ネット掲示板や知恵袋、SNSのコミュニティに投稿された生の声からも、現場の深刻な実情が浮き彫りになっています。
「暇だから話そう」「気軽な飲み友達募集」といった親しみやすい文面で書き込まれた投稿の背後には、巧妙に計算されたLINE交換詐欺の手口が存在します。一般人を装ったサクラや業者は、友達追加が行われた直後から以下のようなステップで利用者を罠に嵌めていきます。
第一段階として、何気ない日常会話で相手の警戒心を解く「ラポール形成(信頼関係の構築)」を行います。相手が心を許したタイミングで、「スマホの調子が悪いから別の専用チャットで話したい」「有料ポイントが必要なサイトだが、費用は自分が全額負担する」といった虚偽の口実を提示し、外部の悪質な有料課金サイトや副業・投資詐欺の誘導リンクを踏ませるのが典型的な手口です。
LINE掲示板のサクラや業者の見分け方として、以下の兆候が確認された場合は即座にやり取りを中断し、ブロック処理を行う必要があります。
・タイムラインやプロフィール画像が美男美女のフリー素材や生成AI画像である
・追加直後から過剰に好意を示し、異常な頻度で返信を催促してくる
・「携帯が壊れそう」「会社の端末だから」と理由をつけて別サイトのURLを送ってくる
・投資、暗号資産、高額副業の話題を巧妙に会話へ混ぜてくる