麹町中校長交代の真相!工藤勇一改革のその後と現在の教育方針を検証

麹町中校長交代の真相!工藤勇一改革のその後と現在の教育方針を検証

麹町中校長交代の真相!工藤勇一改革のその後と現在の教育方針を検証の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。

千代田区立麹町中学校が全国区の注目を集める契機となったのは、2014年4月に校長へ着任した工藤勇一氏による徹底的な「学校の当たり前」を疑う改革でした。工藤氏は着任早々、生徒の自律と主体性を育むことを最上位目標に掲げ、従来の学校教育で不可欠とされてきた慣例を次々と撤廃していきました。

象徴的だった施策が、宿題の一律廃止と定期テストの廃止です。工藤氏は自著や講演のなかで「一律の宿題は、できる子にとっては時間の浪費であり、できない子にとっては苦痛でしかない」と喝破。定期テストに代わり、単元ごとに理解度を確かめて何度でも再挑戦できる「単元テスト」と「実力テスト」を導入しました。失敗を恐れず、自ら学習計画を立てて弱点を克服するプロセスの構築を目指したのです。

さらに学級経営においては、教員1人が1クラスを抱え込む固定担任制を廃止し、学年全体を教員チーム全員で受け持つ「全員担任制」を導入。生徒の服装や頭髪に関する細かな校則も生徒自身の議論によって見直されるなど、徹底した生徒中心主義が展開されました。この取り組みはNHKをはじめとするドキュメンタリー番組や大手紙で大々的に報じられ、特例校ではない一般的な公立中学校で起きた奇跡として、全国から視察が殺到する事態となりました。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。