映像、役者、そして言葉と音楽。すべての要素が完璧な調和を見せた要因には、スタッフ陣の卓抜した手腕があります。
「恋愛の神様」と称された北川悦吏子さんによる脚本は、沈黙が持つ重みと言葉の持つ残酷さ、そして温もりを巧緻に描き出しました。音のない世界を表現するため、劇中のBGMをあえて削ぎ落とし、環境音と息遣いだけで見せる大胆な演出手法も、北川脚本の意図を汲んだ演出陣の英断でした。
そして、作品の感動を決定づけたのがDREAMS COME TRUEが歌う主題歌「LOVE LOVE LOVE」です。シングル売上248万枚以上を記録したこのメガヒット曲は、紘子のひたむきな恋心と晃次の静かな愛情を象徴するアンセムとなり、今も耳にするだけでドラマの情景が鮮烈に蘇るほどの存在感を誇っています。