大学のパンフレットやWebサイトで頻繁に見かけるものの、実態が見えにくい情報基盤センター。その実態を一言で表せば、「大学全体のICT基盤(神経網・頭脳)の構築・運用を一手に引き受け、先端的学術計算環境を提供する総合学術機関」です。文部科学省が認定する「共同利用・共同研究拠点」に指定されている国立大学のセンター群をはじめ、各機関で極めて広範な業務を担っています。
組織としての情報基盤センター 役割は、大きく分けて以下の3つの領域に整理されます。
第1に「教育・事務系情報基盤の統括管理」です。全学の学生・教職員に付与される学内アカウント 認証システム SSO(シングルサインオン)の設計・保守、全学ポータルサイトや学習管理システム(LMS)の稼働維持、さらに構内全域をカバーする大学情報基盤センター ネットワーク設定(eduroamや構内LAN環境)の整備が含まれます。
第2に「学術研究のための高度計算基盤の提供」です。東京大学情報基盤センターや京都大学情報基盤センターなどに代表される主要拠点では、ペタフロップス級の超高性能計算機を配備し、情報基盤センター スパコン共同利用制度を通じて国内外の研究者へ貴重な計算資源を開放しています。
第3に「高度サイバーセキュリティの監視とガバナンス」です。学術機関を狙う標的型ランサムウェア攻撃や情報漏洩インシデントに対抗するため、サイバーセキュリティ対策 運用方針の策定および24時間365日体制のセキュリティ監視(CSIRT連携)を主導しています。