海外のデジタルコミュニケーションと比較すると、日本の状況は独特だ。英語圏における感嘆符は、純粋な感謝や興奮("Thanks!" "Great!")を伝える手段として比較的オープンに使われる。一方、日本語の文脈では「角を立てないためのクッション」として多用されてきた歴史がある。
句点(。)だけで文章を終わらせると冷たく感じられるという恐怖心が、無意識の記号挿入を生んできた。しかし、その「気配り」が巡り巡って相手に圧迫感を与えるという矛盾が生じている。日本固有の繊細なニュアンス文化が、デジタル空間で新たな混迷を生んでいる証左といえる。