婦人科領域で瘀血を改善する二大漢方薬として並び称されるのが「桃核承気湯」と「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」です。どちらを選ぶべきかは、「体力レベル(証)」と「便秘の有無」で明確に分かれます。
桃核承気湯は、体力があり、顔色が赤ら顔でのぼせやすく、激しい便秘を伴う「実証(体力が充実しているタイプ)」に向けて処方されます。対する桂枝茯苓丸は、体力中等度以上で便秘傾向があまりない、あるいは軽度の人に適しています。便秘がない人が桃核承気湯を飲むと過剰な下痢を引き起こす恐れがあるため、自身の体質判定が極めて重要な分岐点となります。