同じ麺を使っていても、「温かいかけうどん」と「冷たいざるうどん・ぶっかけうどん」では、体内での代謝プロセスや実質的な摂取カロリーに微妙な違いが生じます。
まず単純なメニューのカロリー差を見ると、かけうどんとざるうどんの麺自体の熱量は変わりません。しかし、温かいかけうどんは出汁まで飲み干してしまうケースが多く、塩分の過剰摂取によるむくみや体重増加を招きやすい側面があります。つゆをすべて飲むと、それだけで塩分5〜6g前後を摂取することになり、翌朝のむくみや代謝低下の原因になります。
対照的に、冷たいうどんにはダイエット面で大きなアドバンテージが存在します。炭水化物は一度加熱された後に冷やされることで、デンプンの一部が「レジスタントスターチ(難消化性デンプン)」へと構造変化を起こします。このレジスタントスターチは小腸で消化・吸収されにくく、食物繊維と似た働きをして血糖値の急上昇を抑え、腸内環境を整える効果を発揮します。
ただし、冷たいうどんは喉越しがさらに良くなるため、より一層噛まずに飲み込んでしまいがちです。しっかりとコシを噛み締めて食べる意識を持てば、冷たいざるうどんや冷やしぶっかけは、賢い選択肢となります。