部首したごころの由来とは?りっしんべんとの違いや漢字一覧を徹底解説

部首したごころの由来とは?りっしんべんとの違いや漢字一覧を徹底解説

部首したごころの由来とは?りっしんべんとの違いや漢字一覧を徹底解説について見逃せない 事実を分かりやすい構成で解説いたします。

「部首のしたごころって、何かやましい意味があるの?」という疑問は、教育現場や漢字学習者の間で長年投げかけられ続けてきた定番のトピックです。結論から申し上げますと、部首名としての「したごころ」に倫理的な善悪やネガティブなニュアンスは1ミリも含まれていません。

漢字の部首分類において、漢字の上部に置かれるものを「かんむり(冠)」、左側に置かれるものを「へん(偏)」、右側を「つくり(旁)」と呼ぶのと同様に、漢字の最下部に置かれる構成要素は「あし(脚)」と呼ばれます。「心」という漢字が独立した文字としてではなく、他の文字の土台となる「脚」の位置に配置された際、「下(した)にある心(こころ)」を短縮して呼んだ表現こそが「したごころ」の正体です。

一方で、私たちが日常会話で使う「あの人には下心がある」という表現は、古語の「底意(心の奥底に秘めた本音)」に由来する心理描写です。漢字の構造を説明するための「配置名(形態的呼称)」と、人間の内面を指す「心理用語」が、日本語の音韻変化の中で偶然にも完全に一致してしまったことによる誤解と言えます。国立国語研究所等の言語資料を遡っても、部首名が卑しい意味を持って成立した記録は存在せず、あくまで物理的な配置を示す「下+心」に過ぎません。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。