本作の爆発的な面白さを支えているのが、フランスのエンタメ界で確固たる地位を築いたクリエイター陣です。監督・脚本・主演の三役を務めたのは、才気あふれるコメディアンのフィリップ・ラショー。後に実写版『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』で日本中を唸らせた彼が、自らの出世作として世に送り出したのがこの作品でした。
主人公をトラブルの渦へ叩き落とす悪友たちには、ラショー監督の盟友であるタレク・ブダリやジュリアン・アルッティが扮し、絶妙な掛け合いと体を張ったギャグを連発します。さらに、高慢な社長マーク役をベテラン名優のジェラール・ジュニョが好演し、作品全体に絶妙なスパイスを効かせています。
キャスト陣の息の合ったアンサンブルは、まるで本物の悪友同士がふざけ合っているかのような生々しいグルーヴ感を生み出し、観る者を一気に画面へ引き込みます。