腸閉塞で亡くなった有名人一覧と急変の真相|なぜ死に至るのか

腸閉塞で亡くなった有名人一覧と急変の真相|なぜ死に至るのか

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芸能界や政財界において、腸閉塞あるいはその合併症によって命を落とした著名人は少なくありません。公表された会見資料や親族の手記、当時の報道各社の取材データを紐解くと、そこには「突然の激痛と急変」または「過酷ながん闘病の末期症状」という過酷な現実が浮かび上がります。

タレントの小野ヤスシ氏(2012年逝去、享年72)は、長年患っていた腎臓がんの治療を続けながら活動を続けていましたが、直接の死因となったのは腸閉塞でした。関係者の証言によると、亡くなる数日前に腹痛を訴えて緊急入院したものの、体力の低下とがんの進行が重なり、急激に容態が悪化しました。

俳優の今井雅之氏(2015年逝去、享年54)の闘病も痛烈な記憶を残しています。大腸がん(結腸がん)が進行し、腫瘍によって腸管が塞がれる悪性腸閉塞を発症。遺作となった舞台の降板会見で見せた激痩せした姿は世間に衝撃を与えました。自著やインタビューの中で「腸が塞がり、水分すら通過せず、激痛でのたうち回った」と語られた生々しい告白は、閉塞がいかに患者の体力を削り取るかを物語っています。

また、女優の坂口良子氏(2013年逝去、享年57)も横行結腸がんによる腸閉塞とそれに伴う腸穿孔(破裂)から腹膜炎を併発し、急速に病状が進行して旅立ちました。さらに、落語界の重鎮であった三遊亭圓歌氏(3代目)(2017年逝去、享年85)も結腸がんに伴う腸閉塞で亡くなっています。

一方で、一命を取り留めたものの地獄の苦しみを味わったと語る著名人もいます。演出家のテリー伊藤氏は過去に絞扼性イレウスを発症し、深夜の猛烈な腹痛から緊急手術を受けました。後にメディアで「経験したことのない激痛で死を覚悟した。あと数時間処置が遅れていたら手遅れだったと医師に言われた」と述懐しています。腸閉塞は、有名人・一般人を問わず、わずかな時間の遅れが生死を分かつ恐ろしい疾患なのです。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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