達磨一家を語る上で欠かせないのが、かつてSWORD地区を支配しようとして壊滅した九龍グループ傘下「日向会」の存在です。日向会を率いていた日向四兄弟は、伝説のチーム「ムゲン(MUGEN)」との抗争に敗北し、組織は瓦解。四男である日向紀久は、ムゲンへの復讐と、日向の名を再び裏社会に轟かせるという執念のみを胸に、監獄の中で機を窺っていました。
出所後に日向が結成した達磨一家は、かつてムゲンに敗れ去った者や怨恨を抱く残党を糾合。「勝つまで何回でもやってやるよ」「達磨通せや」という言葉に象徴されるように、倒されても何度でも起き上がる「不倒の達磨」の精神でSWORDの覇権争いに殴り込みをかけました。
物語が進むにつれ、達磨一家の立ち位置は単なる私怨の復讐集団から変化していきます。九龍グループが本格的にSWORD地区の再開発と利権掌握に乗り出した際、日向はかつて兄たちを見捨てた九龍グループの非情さを断罪。山王連合会や鬼邪高校、White Rascals、RUDE BOYSと共闘し、SWORDの一角として街の尊厳を守る防波堤へと昇華していきました。