Q1:タンパク質は筋肉に良いと聞きますが、摂れば摂るほど効果的ですか?
A1:明確に誤りです。一度の食事で筋肉の合成に使われるアミノ酸の量には上限(一般に体重1kgあたり0.4g程度、成人の1食あたり20〜30g程度)があります。過剰分は体脂肪として蓄積されるか、肝臓・腎臓で分解されて尿中に排出されるため、内臓疲労を招くだけです。1日の中で3〜4回に分けて均等に摂取することが最も効率的です。
Q2:糖質制限と脂質制限では、どちらが体脂肪を落とすのに効果的ですか?
A2:国際的な比較研究(スタンフォード大学のDIETFITS試験など)において、長期間(1年間)の減量効果には両者で有意な差がないことが判明しています。糖質制限は初期の水分排出による体重減少が早い一方、長期的な継続が難しくリバウンド率が高い傾向があります。脂質制限はカロリーを削りやすいものの、ホルモン低下に注意が必要です。自身の嗜好(米が好きか、肉や魚が好きか)と生活習慣に合わせて継続可能な方を選択するのが正解です。
Q3:三大栄養素の比率さえ守っていれば、ビタミンや食物繊維はサプリメントだけで補えますか?
A3:推奨されません。食品に含まれる微量栄養素は、単一の成分ではなく複数のフィトケミカル(植物性化学物質)や抗酸化物質と複合的に作用することで吸収率や生理活性が高まります。サプリメントはあくまで食事の偏りを一時的に補う「補助輪」と位置づけ、原則は自然な食材から摂取することが代謝効率を高める鉄則です。