ネット上の検索窓に宿名を入れると目に入る「古い」というネガティブワード。調査報道の視点で現場の建築履歴を辿ると、ホテルグリーンプラザ箱根の開業は1980年代前半に遡ります。クラシカルな英国風洋館を思わせる外観やロビーの重厚な梁組は、まさにその時代ならではの贅沢な設計思想を物語っています。しかし、そのノスタルジックな佇まいが、近年のミニマルなデザイナーズホテルを好む層から「昭和・平成初期の香りが残る」「共用部の設備に年季を感じる」と受け止められたことが、噂の発端でした。
実際の現場は放置されているわけではありません。施設側は段階的な改装を重ねており、2026年最新リニューアル情報を踏まえると、館内環境は劇的な進化を遂げています。特に注目すべきは、プライベート空間を重視する現代の旅行需要に応えて増設・改装された「客室露天風呂付き部屋」や、和モダンな快適性を追求したデザインルームです。内装クロスやフローリング、水回りには最新設備が導入され、古さを感じさせない機能美が整えられています。
客室のクオリティに関しては、「どの宿泊棟・客室グレードを選択するか」によって体験価値が大きく分かれます。昔ながらのスタンダード和室ではユニットバス周りや空調パネルにレトロな風情が残る一方、ハイグレードな改装客室ではシモンズ製ベッドやナノイー空気清浄機、最新のアメニティが完備されています。公式発表資料や宿泊履歴を確認する限り、「全体が古くて不快」という指摘は明らかな誤認であり、正確には「歴史あるクラシカルな本館構造の中に、最新の快適客室が共存しているリゾート」と捉えるのが実態に即しています。